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芸術劇場で、私の大好きな『妹背山女庭訓』をやっていました。
この作品がきっかけで文楽をマメに見に行くようになったようなものなので、思い出深い。
奈良の平城遷都1300年を記念して、大阪の文楽劇場で上演したものらしい。
嗚呼、そうか。玉男はもういないのか…。
やっぱこうして見ると、吉田玉男さんのいない舞台は本当に、本当に、寂しいなあ…
初めて見た『妹背山~』は、玉男の久我之助と、蓑助の雛鳥でした。
床本と首っ引きになって見たものでしたが、ちゃんと話は伝わってきたものですよ。
あの時の吉野川は、
まだ義太夫よく分からないし、江戸的(?)な忠義だの、突拍子もないタイミングで命かけちゃったりだの、
ドン引きの一方ですごく感動したっけな。
川を挟んでさ、
久我之助父子と、雛鳥母子がさ…
泣く泣くさぁ…
いやあ、悲しいっすよね。日本人。
と、テレビの中の画面を見ながら、
母に、テレビの中のセットを指差して、「そろそろ、そこ、首がいくからね!」
と、とても気合を入れて見ていたのですが、
場面の始めと、
久我之助たちと、雛鳥たちとそれぞれが揃った頃と、
部屋であれやこれや深刻なやりとりをし始めた辺りと、
「もうすぐ行くからね、 首!!」
と、今か今かと待ちわびていたはずなのですが、、
さあ、久我之助父が太刀に手をかけましてね、
いよいよですね…
さあさあ、お立会いなんですけどね…
…おっかしいなぁ…何でか、いつの間にか、テレビが朝まで生テレビになってゐる…。
何で変えた、いいとこで
この間もですね、
『蒲田行進曲』を見ていたら、
ついさっきまで、小夏の松坂慶子とヤスの平田満さんが、まぁ、何ですか、初夜的なもので蚊帳の中で行儀よく座って向き合っていたのですけどね…
不思議な事に、次の場面が、何故か早朝の情報番組のおねいさんのアップだったんですよね
階段落ち、どこ行ったんだろう?
盆の上の首、どこ行ったんだろうねぇ??
うちのテレビ、壊れてるのかもしれません…
クライマックスばかり見られないとは、大変に困ります。
どこかの地区のように、6chだけ見られないとかよりも、よっぽど困ります。