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虹色ペリカンが、ダマスカスに出現。
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『フランダースの犬』の意味がわかりません。
という話をしていました。

『フランダースの犬』とか、『マッチ売りの少女』とか、
あの不毛さに、そもそも何かしらの存在意義があるのか、甚だ疑問。

他人の不幸を見て涙したがる意味が分からない、、私には。

オメェの正直な事は天の神様が見ていて下さることとして、、

…で??
散々な目にあって、 ・・・で???

物語ですから。 フィクションですから。
天の神様が見ていてくれて、
その先に展開されるはずの、
文七の懐の五十両的な、その後に、天の神様的な見事な采配を見せてくれるナイスな近江屋の旦那さん的な、(赤坂歌舞伎を見たばかりでカブレています)
アリエネーご都合主義な展開と、それなりのハッピーエンドは??

苦労に報いてやってくれYO!!
私のフィクションを楽しむ際の安心感や幸福感を返して下さい。

って感じです。


ヨーロッパの感覚とは、宗教的な土壌の違いがあって分かり合えないのだろうかと思っていたら、
家にある世界少年少女文学全集のあとがき解説によると、
ベルギーじゃ誰も知らないし、むしろ世界でも日本人以外誰も知らない。(大意)と書いてありました。
分かり合えてないのは、日本とだったらしい…
いやぁ、相変わらず日本人として自信喪失だあ。
時代劇、大好きなのに…


そんな話をしていた際、
不幸少年ネロが最後にやっと見られる憧れの宗教画について、
ふと絵の作者が思い出せず、苦し紛れに語呂で記憶を探り、
「…ドラクロワでしたっけ?」…と、話していた相手に問いかけました。
「…そうですね、ドラクロワで合ってますよ」と、オッケー出ました。
というわけで、その場では、不幸少年・ネロの見たかった絵はドラクロワ。ということで一致したわけです。

いや、でも、ドラクロワだったかなー…?と。
大体、話が好きじゃないから適当に覚えてるんだもん。

本当にドラクロワだったかなー…?
と、家に帰ってもなんか頭の隅でずっと考えていたわけです。



二日ほどして、話していた相手に言いました。
「こないだのドラクロワですけどね、、あれってもしや、ルーベンスでしたっけね。。
そんな感じで、ちょっと立ち話でドラクロワだの、ルーベンスだのがぽんぽん飛び出している私たちってカッコ良くない?
と、(?) 「ルーベンスかも というとかルーベンスに違いないヾ」 とひとしきり盛り上がりました。
(私はともかく、相手はちゃんと、知識のある人で、「確かに、大聖堂で見上げるような縦に伸びる構図はルーベンスにありそうですよね」等と、
私には「…」な感じの素敵なマメ知識を教えてくれました)

そーだよー、合ってたよー。ルーベンスだよ~。
今、確かめたよ~

そもそもが、ですよ。
不幸少年・ネロ。
ドラクロワみたいな攻撃的な絵に憧れるような子だったら、あんなところで不幸の内にのたれ死にすることはなかったんじゃなかろうか、
と思うのです。 頑張れ。

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