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虹色ペリカンが、ダマスカスに出現。
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同期のちひの公演を見てきました。
泉鏡花の『草迷宮』。
卒業公演の演出をしてくれた山本健翔さんの演出です。
岸田理生さんの台本での朗読劇。
メインの3人のキャストは座ったままでほぼ完全に朗読劇ですが、その他の登場人物や語りのような役割をするメイドらしき人々が色々動き回る役回りでした。
一つの机に何人かの女の子が頭を寄せて、机の上に重ねられた『草迷宮』の原稿を一枚一枚めくりながら読んでいく、というのが見ていて面白かった。
女子がひとところに群がるという光景は、いつなんどきでも、何とも危なっかしくて面白いものです。

鏡花節が炸裂するような描写のところで、
めくっていく原稿用紙の裏に、何とも素敵な書で、鏡花の紡いだ言葉が書かれていて、
その紙をメイドらしき人々がひらひらふわふわと運んでいったり。
単語や文字が持つ意味と、鏡花に対するイメージが相まって、
「言葉」が、もし実態を持って空中をただよっていたらこんな感じかもと見せてくれました。
いや、しかし、「言葉」っつうのは宙を漂っている姿がこんなにもなまめかしいものなんだなあ。

泉鏡花は決して嫌いじゃないんだけど、
怪しさといい、妖しさといい、寒暖、湿度の全てが過剰で全く適度と言うものがないものだから、
映像や舞台で見るたび、結局ちょっと置いていかれがちなのです。私は。
うっとりするには、敷居が高いというか…
それが朗読と言うことで、程良く中和されたらしく、息詰まることなく見られたような気がします。

そうそう。
健翔さん、出演してるはずなんだけどいないなぁ…と思っていたら、
おぉっ。さっきから真中にご座してた女形さんでした
結構綺麗で色っぽかったです。

ちひは、旅公演の途中の僅かな東京だそうで、そのまま遠くへ飛ぶんだそうだ 
公演の話はそっちのけで、何故か二人して肉が食べたいと盛り上がり、夏にお肉を食べに行くことにしました。
噂の牛。
流行りの楷書で。流行りの草書で。行書で、あらゆる書体で、牛。
書体はともかく、調理法は焼きがいいかな

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