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先日、音響で久々に現場に入った公演がどうにか無事終了しました。
とりあえず、苦労は買ってでもしろ、という言葉はダテじゃないと実感。
いい勉強になりました。
そして、私、やっぱりスタッフの仕事って好きかも。
劇場は、某地方自治体の公共施設でした。キャパは200くらい。
で、ここに入ってる音響卓が無意味にいいやつで。
200万くらいするらしい、デジタルミキサーでした。
単純計算で、キャパ一人に対して1万円音響にかけているわけですよ。。
仕込みの際の作業の大半が、
いかにこのお利口なデジタルミキサーを、使い易いアナログミキサーに近づけるか…
という、何かとても世の不条理を感じるものでした。
このデジタルミキサー、利口なんだけど、非常に融通が利かないらしく、
何処かのスタジオならともかく、どう考えても箱に合わないのです。
まるで
東大卒なのに、さびれた探偵事務所で落ちぶれているようなもんですね。
と、よく分からない例え話を作って満足していた私。
本当は優秀なんだけどなー
どんな挫折があったのか知らないが、是非昔の情熱を取り戻して表舞台へ返り咲いて欲しいものです。
こんな豪華な卓は触りたくても、そもそも出会えないシロモノなので、
いじらせてもらってかなり勉強になりました。
下見で見た瞬間、このハイテク機材、絶対私一人の手には負えない…と悟り、
泣きついた上司曰く、
この劇場使う人で、一体どれだけの人がこの機材を使いこなせるんだろうか、と。
機械は自分で考えられないから、
本当、人間くらいはちゃんと考えた方がいいよ…。